達成目標 |
消費主体やそれを取り巻くシステムにとってのウェルビーイングとは何かを考え、現状のマーケティングアプローチの課題を発見するとともに、その課題に取り組んでいくための理論的視点を修得する。そして修得した視点を基に、ウェルビーイングマーケティングを計画できるようになる。 |
概要 |
ウェルビーイング概念について解説し、消費者行動およびマーケティング戦略が、従来型のマーケティングの考えとどのように異なるかを説明する。そのうえで、ウェルビーイング志向の価値共創プロセスをどのようにマネジメントするか、そして、策定したマーケティング戦略はどういうやり方で評価するかを考える。授業終盤ではウェルビーイングマーケティングのフレームワークを学び、それを受講者の関心対象に適用・考察する。講義では、特定のテーマに関する副読論文を課し、その論文について議論課題を設定したうえでグループ間討議も行う。また適宜ゲスト講師による話題提供も行う予定である。 |
評価の観点 |
授業で説明する基礎理論の習熟度、授業の理解度およびマーケティング計画を基にした実践応用力 |
評価基準 |
クラスへの貢献度40%、レポート評価40%、グループワーク評価20% |
評価方法 |
クラスへの貢献度(発言・発表、討論)、レポート評価、グループワーク評価 |
教科書 |
使用しない |
参考書 |
授業において指定する。 |
関連項目 |
K497 マーケティング基礎 |
履修条件 |
K497 マーケティング基礎、あるいはそれに準ずる講義の受講経験があることが望ましい。 |
準備学修等の具体的な指示
本学では、原則15時間以上の授業 を含む45時間の学修をもって 1単位とすることを踏まえて、 準備学修に取り組むこと。 |
事前に配付する参考資料を適宜読んで授業に臨むこと |
獲得可能な能力・性質 |
先端科学技術分野の専門家としての、 <社会的能力>幅広い視野、論理的思考力、コミュニケーション能力、多様性の理解、俯瞰力 <創出力>専門的知識とスキルの探求力、発想力、計画力 <実践力・行動力>潜在ニーズ発見力・洞察力、課題定義力 |
講義アーカイブ |
<収録内容>講義のみ収録 <配信方法>限定配信(キーフレーズの利用または受講者の事前登録) |
講義計画 |
1. イントロダクション 2. ウェルビーイングと消費①:消費行動の多様性 3. ウェルビーイングと消費②:責任ある消費行動 4. 消費者のウェルビーイング課題 5. ウェルビーイングマーケティング戦略①:マーケティング目的 6. ウェルビーイングマーケティング戦略②:グループ討議 7. ウェルビーイングマーケティング戦略③:顧客関係性深化の視点 8. ウェルビーイング醸成プロセス①:価値共創の視点 9. ウェルビーイング醸成プロセス②:価値創造の実際 10. ウェルビーイングマーケティング評価①:顧客の主観的幸福 11. ウェルビーイングマーケティング評価②:顧客の成長 12. 総合:ウェルビーイングマーケティングマネジメント 13. ウェルビーイングマーケティング計画の立案およびグループ討議 14. グループ討議と講義のまとめ
・すべての回をハイフレックス(対面とオンライン)で実施する。 ・なお、グループワークはオンライン受講者のみで構成されるグループを作り、原則として対面参加者と同一グループにはしない予定である。 |
曜日/時限 |
Ⅲ期 |